この記事では双子出産前の管理入院について、実際の私の経験をもとに期間や費用、準備しておくべきものをまとめました。
「双子で管理入院なし」っていうママさんはかなり少数派で、期間は違えどほとんどの双子ママさんが経験する管理入院。
こんな不安や疑問にお答えします。
「双子出産時の管理入院って一般的にいつから?」
「期間や費用ってどれくらい?」
「管理入院準備ってどうすればいいの?」
「実際の生の体験談を聞きたい!」
双子出産を前に不安はつのりますが、できるだけリラックスして妊娠期間を過ごせるよう祈ってます^^
双子妊娠の管理入院はいつから?
双子出産前の管理入院の期間・いつからになるかは、赤ちゃんとママの経過によって大きな差がでます。
一般的には「28~37週で管理入院することが多い」
と産科の先生はいっていました。
病院で定められている条件もあるかと思うので、まずは健診時に聞いてみることをおすすめします。
私が管理入院中にも、いろんなパターンをみてきました。
◆切迫早産で28週から入退院を繰り返し、36週で出産した双子ママ
◆34週で子宮頸管が短くなり入院した双子ママ
◆37週(予定帝王切開数日前)に計画入院した双子ママ
上のお子さんがいる場合は、急な預け先も確保しておいたほうがいいですね。
管理入院の期間は?一時退院できる?
管理入院の期間は上記の通り入院が始まった時期で決まるので、こちらも個人差が大きいです。
30週以前に入院して経過がよければ一時的に退院していたママさんもいたよ!
双子妊娠で管理入院になる3大きっかけ
そんな管理入院になるきっかけ、理由はママと双子ちゃんそれぞれに考えられます。
管理入院パターン①切迫早産
正期産は妊娠37週からになりますが、「早産」とは妊娠22週~36週までに出産する事をいいます。
双子妊娠は子宮への負担が大きいため、切迫早産になる可能性が単児よりもかなり高くなるのです。
双子妊娠意外に切迫早産になる原因としては、以下のことも考えられます。
◆前置胎盤
◆細菌性膣症
◆妊娠中毒症
◆子宮頸管無力症
管理入院パターン②子宮経管が短い
「子宮頸管」とは子宮から膣までを繋ぐ管の事で、出産時に赤ちゃんが通る道です。
この道は通常3.5㎝~4㎝なのですが、臨月が近付くにつれて赤ちゃんが段々下がってきて子宮頸管は短くなっていきます。
(病院によって基準が違うから、健診時に確認するのがおすすめ)
要安静とは「入院して横になり絶対安静する」こと、つまりトイレや食事以外は寝たきりになります。
私の場合は妊娠33週で子宮頸管が2.7㎝になってしまい、先生からは
「2.5㎝以下になったら即入院だからね!」
と言われていました。
体質的に子宮頸管の筋力が弱い「子宮頸管無力症」のかたは、子宮口を縛る手術をすることもあります。
双子の場合は重みがありどうしても赤ちゃんが下がりやすくなってしまいますので、子宮頸管無力症でないかたでも、医師のすすめで子宮口を縛る手術を受けるかたもいました。
ただ子宮頸管を縛ることで破水のリスクがあるため、受けるかどうかは医師や家族との話し合いが必要です。
管理入院パターン③胎児発育不全・胎児機能不全など
赤ちゃんの発育や発達に以下のような不安があったときです。
◆双子の体重が増えない(胎児発育不全)
◆双子の心拍が安定しない(胎児機能不全)
◆双子の体重差が大きくなってきた
私の場合は上2つが当てはまっていました。
こういった赤ちゃんの異変は、妊婦検診時のエコー検査、
または後期のNST(お腹にベルトをまいて赤ちゃんの心拍やお腹の張りを計測する検査)でわかります。
【単児妊娠の健診頻度】
初期~中期までは4週間に1回
高期に入ると2週間に1回→1週間に1回
【多児妊娠の健診頻度】
初期から2~3週間に1回
中~高期に入ると1週間に1回
双子妊娠の管理入院費用
たとえば30週から入院するとなると、出産して退院まで2~3か月の入院になります。
管理入院と帝王切開は保険がきくので、「高額療養費制度」を使えば出産一時金でほぼまかなうことができます。
「高額療養費」とは?
一カ月単位で医療費が自己負担限度額を超えた場合、超過分が加入している健康保険から払い戻される制度です。
妊娠・出産は健康保険適応外ですが、管理入院や帝王切開の場合はこの制度が適応されます。
ただ一旦窓口に支払う額が大きくなるため、支払い前に健康保険組合に「限度額認定証」を発行してもらうのがおすすめです。
さらに任意の保険にはいっていれば、入院手当や手術手当もプラスされて黒字になることが多いです。
すでに入ってるかたは契約内容の確認がおすすめ!
入院給付金や帝王切開などの手術保障など、保険金が支払われる場合があります。
妊娠中にも入れるおすすめ保険は、別記事でまとめます♪
【注意】妊婦検診は自己負担!
帝王切開と管理入院は心配なくても、妊婦検診は自己負担なので負担になってしまうかもしれません。
市からもらった妊婦検診の補助券で足りれば問題ないのですが、多児妊娠で健診回数が多いと足りなくなってしまうことにあります。
双子管理入院持ち物準備リスト
管理入院の持ち物準備リストを作りました。
基本的なリストになりますので、アレンジして使ってみてください♪
【小さめバッグに入れとくもの】
◆お財布
◆母子手帳
◆診察券
◆健康保険証
◆限度額適応認定証※(事前に申請しておくと、支払いが少なくてすみます)
◆印鑑
◆スマホ
◆スマホ充電器
◆音楽プレーヤー
◆イヤホン(テレビも見れる)
◆日記帳など筆記用具
◆手帳
◆時計
【大きめバッグに入れとくもの】
◆小さなバッグ(お風呂に行くときに着替えをいれたり)
◆授乳可能なブラ(4~5セット)
◆マタニティパンツ(4~5セット)
◆マタニティパジャマ(4~5セットあるとよい)
◆洗顔用品
◆スキンケア用品(メイクはしなくなります。笑)
◆リップクリームなどの保湿用品(病院乾燥は半端ないです)
◆妊娠線ケアクリーム
◆歯ブラシ
◆歯磨き粉
◆ボディソープ(小さめボトルに詰め替えると持ち運びやすい)
◆シャンプー(小さめボトルに詰め替えると持ち運びやすい)
◆トリートメント(小さめボトルに詰め替えると持ち運びやすい)
◆バスタオル(3枚あれば十分)
◆抱き枕など寝やすいもの
◆コップ(歯磨きするときにも使う)
◆箱ティッシュ
◆ウエットティッシュ
◆S字フック(ベッドサイドに物をかけると便利)
◆スリッパ
◆耳栓(相部屋だといびきがうるさかったり)
◆延長コード(コンセントからベッドが遠い場合がある)
◆レジ袋(洗濯物入れ)
◆爪切り
◆雑誌や本、編み物など暇つぶし
◆iPadにいれた映画
◆Wi-Fiのルーター(病院側がOKなら)
◆お菓子(食事制限ないなら)
◆ふりかけ
◆花瓶(お花持ってきてくれる人が多い)
◆ミニ卓上扇風機
◆冷えピタ(相当暑かった)
(◆クーラーボックス 部屋に冷蔵庫なければ)
マタニティパジャマは前開き&着心地のいい&テンションのあがるおしゃれさを兼ねそろえているこんなのがおすすめ。
双子管理入院体験エピソード
管理入院はベッド上で安静にして、子宮や胎盤の血液量を増やし、子宮の収縮を減らすことで赤ちゃんの成長を促すことが目的です。
安静レベルは個々に異なり、切迫早産だとトイレ意外はずっとベッド上で過ごす指示をされることも。
私は「胎児機能不全(赤ちゃんの不整脈)」での入院だったので、
NST(赤ちゃんの心拍を確認やお腹の張りを確認する検査)が多かったくらいでシャワーは自由に行くことができたよ!
でも病棟を無意味にうろうろしたり、下の階の売店に行ったら怒られちゃったな…。
と、制限は少なかった入院生活でしたが、こんなことがつらかったです。
◆そもそも心の準備がなかった
◆双子が小さめで発育が悪く、不整脈があって常に不安だった
◆1日3回のNST検査で毎回心拍がさがる
◆大部屋で生活音やいびきが気になる
◆部屋が暑い(空調付近で移動もできなかった)
◆部屋に冷蔵庫がない
詳しい管理入院エピソードや、暇つぶしの方法は別記事でまとめますね♪
【まとめ】双子出産の管理入院は一般的!元気な双子に会えますように

双子妊娠の場合、病院によっては管理入院が義務付けられているところも多いです。
私みたいに双子に異変があって、急に管理入院が始めることもあるしね。
期間も数か月、数週間、数日…人それぞれです。
お腹の張り止めで副作用に苦しんでいたママ、
母体は元気なのにベッドで安静にしていなければいけないママ…
いろんな人がいますが、元気な赤ちゃんと会うためにみんな頑張っています。
今は辛くて不安でいっぱいでも、赤ちゃんはママを信じて精一杯頑張っているはず。
ママも赤ちゃんを信じて、1日1日の成長を見守っていてあげてください。